進化を行うカードおよび、進化回数を条件とした強力な効果を持つカードを主体として戦うデッキ。
6回以上進化を行うと《ブラッディデーモン》を直接召喚されるようになり火力が大幅に上がる。
他にも5回以上進化を行うことで《デモニックキャット・トバリ》や《ワンダードリーム・アリス》等が持つ低コストでライフを削れる効果が使えるようになる。
《小さき赤き竜・ビィ》を軸とした展開は序盤から狙うことができ、特に《宵闇の狩人・リアン&アルフィ》が進化すると手が付けられないというデッキも少なくない。
それなりの展開力と火力を持ち合わせながら「進化を稼ぐ」というひとまずの目標がはっきりしているため分かりやすく使いやすいデッキ。
早いと5ターン目に出てくることもある
●上振れ時のパワーが他デッキと比べて強力。
⇒自動的に進化をするカードが多いため、コストに対してサイズが大きい展開をすることができる。
●条件達成後は火力が高い。
⇒《ブラッディデーモン》直接召喚に加えて《封印の凶狼・シグナ》《ワンダードリーム・アリス》等を使えば1コストで3点以上打点を出すことができる。
⇒ある程度の守護であれば《ブラッディデーモン》や《封印の凶狼・シグナ》のAOEで剝がすことができるという点も評価できる。
●《封印の凶狼・シグナ》による序盤の除去が強いため、序盤から仕掛けてくる相手に決めることができるとかなり優勢になる。
●プレイ方針が分かりやすく使いやすい。
⇒「進化回数を稼ぐ」が第一目標であるため、展開をしない方が良い場面が少ない。そのため基本どの相手にも同じようなプレイ方針をとることができ、複雑さを感じにくい。
⇒とはいえ《棘の吸血鬼》や《リベレイトヴァンパイア》で捨てるカードの判断力や、回復と打点のバランス感覚は大事。
●《封魔の術師》の影響をほぼ受けない。《紅の仁義》や《幼狼奮闘》が使えない程度である。
展開すれば大体あってる。
●上振れないと速度が足りなくなりがちで、OTKデッキに対して厳しくなる。
⇒《小さき赤き竜・ビィ》を引けないと、6ターン目までリーサルが遠のくことが多い。
⇒打点のほとんどがフォロワーによるものであるため、意外と盤面ロックにも弱い。攻撃力の低い進化後フォロワーが大量に残ってしまうとダメージが限られがち。
●メタカードを積みにくい。
⇒《カーリー》の起動要因に枠を取られる等の理由から採用が難しい。
⇒一応《グランスエンジェル》が有効な対面のうちいくつかには元からやや有利がとれている。
●タイムスリップの影響を受けやすい。
⇒ETA~OOS環境の場合《小さき赤き竜・ビィ》が弱体化される。この弱体化は他のデッキよりも受ける影響が大きい。
⇒EAA~RSL環境の場合は《ワンダードリーム・アリス》が弱体化される。これもかなり厳しい。
進化ターンまでに2回以上進化を稼ぐことを目標に動いていく。
《小さき赤き竜・ビィ》《カーリー》といった能動的に進化できるカードと《封印の凶狼・シグナ》《宵闇の狩人・リアン&アルフィ》等の他の進化に反応して進化するカードを組み合わせていく。
他の進化に反応して進化するカードが複数ある場合、そのうちひとつを先のターンに置いてしまうのもあり。
《カーリー》は2ターン目に他の進化に反応するカードを置いてから、3ターン目に《棘の吸血鬼》や《リベレイトヴァンパイア》と合わせて使うのがおすすめ。
なお、進化可能ターンになるまでは能動的に進化する方法がかなり限定されていることもあり、なるべく進化後フォロワーが場に残るようなプレイを心掛けたい。
(《封印の凶狼・シグナ》を場合によって潜伏させたままにする等)
進化可能ターンに1コストのフォロワーを残せるとそれに進化権を切ることができるため、そのことにも期待しながら動いていく。
進化ターンからは能動的に進化をすることが容易くなるため、動きやすさが格段に上がる。
進化権を使った進化に他の進化を参照するフォロワーを重ねることで、更に進化数を稼いでいきたい。
《バロン・グレートフィール》は3コストで2回進化を稼ぐことができるようになるため《パンサーレオ》の打点と合わせてかなり有用。
後攻の場合、できれば4ターン目の終わりに進化5回を達成しておき、次のターンからカードの効果をフルに使えるようにしておきたい。
先攻の場合は5ターン目に進化6回を達成して《ブラッディデーモン》の条件を満たしつつ相手によって《幽闇の狩猟者・リアン&アルフィ》を立てておきたい。
《宵闇の狩人・リアン&アルフィ》に手動進化を切って、6回目の進化とすることも多い。
《ブラッディデーモン》を直接召喚した後は、そのままリーサルを取るか、《ブラッディデーモン》の持つAOEとドレインを活かし他のカードと組み合わせて盤面制圧をしていく。
《ブラッディデーモン》は単体で6点出すことができるため、残りの(最大)14点をそのターンのPPで削り取ればよいことになる。
一番打点のコストパフォーマンスが高いのは《ワンダードリーム・アリス》で、1コストから5点を出すことができる。その次は《封印の凶狼・シグナ》の1コストあたり3or4点である。
その次は《虚無の哭風・グリームニル》の1コストあたり2.5点、そこからは《デモニックキャット・トバリ》《紅の仁義》《バロン・グレートフィール》の1コストあたり1.5点付近となる。
6や7PPから一気に出そうとすると《ワンダードリーム・アリス》や《虚無の哭風・グリームニル》の単価や効率が高いカードが必要になってくる。
そのためリーサルターンよりも前に《棘の吸血鬼》や《ラヴェナスキング・ガデル》と言ったドロー効果を使っておくことが望ましい。
《ブラッディデーモン》のAOEは《虚無の哭風・グリームニル》と非常に相性が良く、この組み合わせだけで16点も出すことができる。
他にも《封印の凶狼・シグナ》がAOEを持っているため相性が良く、リーダーへのダメージの条件となる7回の進化も《ブラッディデーモン》を進化させるだけで達成できる。
無条件で自発的に進化できる《小さき赤き竜・ビィ》は最優先でキープしたい。
また、他の進化を見るカードの中でも《封印の凶狼・シグナ》はコストが低く他カードと組み合わせやすいため優先度が高い。
《棘の吸血鬼》と《カーリー》をセットでキープすると2もしくは3ターン目の進化を確定させることができるため嬉しい。
他には《デモニックキャット・トバリ》等癖のない《カーリー》受けを持つのもあり。
●《リベレイトヴァンパイア》を出した後はデッキがランダムで2枚消失するため《ブラッディデーモン》の残り枚数を確認した方がいい。
⇒直接召喚されると思っていたらされなかったといううっかりも無くはないため、癖にしておきたい。
●《封印の凶狼・シグナ》は潜伏を持っているため先置きもしやすいが、相手によっては《極冠の幻想獣》や《魂の岐路・ラカンドウラ》等で除去されることもあるため気を付けたい。
⇒最近では「テイカーネクロマンサー」からも《魂の岐路・ラカンドウラ》が出てくることもそこまで珍しくない。
●進化後の《幽闇の狩猟者・リアン&アルフィ》を《ラヴェナスキング・ガデル》で選択すると、通常通り2ドローと進化が行われる。
●《ワンダードリーム・アリス》の能力の都合上、残り3ppと2ppでは基本最大打点に5点もの差が生まれる。残り3ppの状態では打点を求めて即時ドローを行うよりも《幽闇の狩猟者・リアン&アルフィ》や《デモニックキャット・トバリ》を立てて守りを固める方が良いことも。
●《幽闇の狩猟者・リアン&アルフィ》は1体でも十分強力だが、2体立つと対処がかなり厳しいデッキも少なくないため一気に2体立てるために温存しておくのもあり。
⇒例えば「秘術ウィッチ」は1体だけであれば《アストラルシャーマン・ライリー》進化で対処可能だが、2体になると《全天の掌握》等に頼らなければならない。
⇒他にも「進化共鳴ネメシス」は《ファイアバラージ》1枚で超えられなくなるため《ワンダードリーム・アリス》といった打点札を処理に使わなければならないことも。
●《ワンダードリーム・アリス》は疾走にこだわらず、早めに出すのも悪くない。
⇒3回以上進化をしていれば、1コスト1回進化の2ドローになる。攻撃力・体力も高いため盤面的にも脅威。
《荒天の雷神》:渇望要因として採用候補。他の1コストドローと違い手札を捨てなくて良いのが特徴。ただしフォロワーではないため手動進化先にはならない点に注意。
《舞踏のソウルミニデビル》:進化に反応して進化し、攻撃されなくなるカード。ただし進化前は普通に攻撃されてしまう。
《憧れの飛躍・イツルギ》:役割としては《デモニックキャット・トバリ》に近いが、後々になって1コスト4点として使うこともできるためOTKがしやすくなる。スタッツも標準あるため悪くない。
《極光の天使》:構築が重くなるものの一応OTK系統に対して若干の耐性を得ることができる。
《真相究明》:「秘術ウィッチ」や「テイカーネクロマンサー」に刺さるが、事故要因のため慎重に採用したい。
【ETA~OOS】
《小さき赤き竜・ビィ(変更前)》:能力が大幅に変更。このカード無しで戦うことは不可能に近い。
【OOS~EOP】
《虚無の哭風・グリームニル(変更後)》:コストが上昇。
【EAA~RSL】
《ワンダードリーム・アリス(変更前)》:コストが上昇し、疾走付与の条件が変化。打点の期待値が下がるため辛い。