狂乱状態で能力を発揮するカードと、狂乱状態へ入るためのカードで構成されているデッキ。
《フラウロス》と《煉獄のダークナイト》の2枚の直接召喚が採用されており、早ければ3ターン目に2枚とも着地させることができる。
進化可能ターンからは《紅き血の女王・ヴァンピィ》と《フォレストバット》を出すカードを組み合わせて高いダメージを出したり《ディアボロス・ヘドネ》で盤面を一掃しながら打点を出すことができる。
比較的アグロ寄りだがカード単体のパワーがあるため、ドレインを活かすことができれば中盤以降も戦うことができる。
ドロー手段も豊富であり、ある程度の安定性と爆発力を兼ね備えたデッキ。
直接召喚による展開の理想形
●直接召喚を用いた序盤の盤面が強力で、3ターン目に5/3、4/4が並ぶ上に体力4の方が守護であるため中々処理が難しい。
⇒このゲームは1枚から3ダメージを出す手段は多いが、4ダメージを出す手段は割と限られている。
●《シルバースナイプ》等の強力なカードが多く、狂乱状態では1コストあたりの単価が高い。
⇒《悪魔の笛吹き》や《愛絶の姦淫・ヴァーナレク》等、コスト以上の働きをしてくれるカードが多数。
⇒狂乱前でも《鮮血の花園》という(ラグこそあるものの)1コストで4点出せるカードがある。
●《眷属の飼育》《ダークオーダー》等自傷を兼ねるドローが豊富であるため、動きがある程度安定している。
⇒自発的に自傷できるカードが多いこともその要因と言える。
●自傷をする性質上、狂乱に入る前に攻められると厳しくなることが多い。
⇒言い方を変えれば体力13で体力20の相手と戦っているようなものであるため、狂乱に入って本来の力を発揮しようとした時には手遅れになっていることもある。「ハンドレスヴァンパイア」対面ではこうなることが多い。
●直接召喚を狙う動きをしているときに《グランスエンジェル》を置かれると少し厳しい。
⇒後続の動きだけで押し切ることも可能だが、相手の動きが良いと勝負の分かれ目になってしまうこともある。
まずは低コスト自傷カードを使って狂乱状態に入ることを考える。
3ターン目に入ることができると理想的だが、そのためには6ppで7回自傷する必要があるため《眷属への贈り物》か《鮮血の花園》が必要。
そのうえ残りの自傷回数を他のカードで稼がなければならないため、怪しい時は《シルバースナイプ》等ドローの無いカードで無理に自傷せず4ターン目に狂乱になることを目指した方が良い。
一番理想的な動きは1ターン目に《鮮血の花園》を設置し、2ターン目に《眷属の飼育》か《ダークオーダー》でドローを進め、3ターン目で3回自傷して直接召喚をしながら狂乱に入るパターン。
そうでなくとも2ターン目で《眷属の飼育》を使うことができれば、3ターン目で3回自傷するだけで《フラウロス》を直接召喚できるため妥協しやすい。
また2ターン目に《紅き血の女王・ヴァンピィ》を出して《眷属への贈り物》を回収しておき、3ターン目に他の自傷と合わせることで《フラウロス》を出すという手もある。
基本的にドローが続く自傷を優先して使い、3ターン目7回自傷が怪しい時は妥協することも大事。
こういう時は《紅き血の女王・ヴァンピィ》を出して次ターン《フラウロス》のみ直接召喚を狙う方がよさそう。
狂乱状態に入った後は、色々なカードが強力な効果を得るようになるので、相手のデッキや動きに合わせて適切なカードをプレイしていく。
相手が「ホズミエルフ」等のOTKデッキであれば、基本的に《愛絶の姦淫・ヴァーナレク》等攻めのカードを使っていく。
「進化共鳴ネメシス」等のアグロ系統のデッキであれば《悪魔の笛吹き》といった除去と回復を兼ねるカードを使ってダメージの取り合いに勝てるようにする。
《夜天の吸血鬼》に《バットノイズ》を組み合わせることで回復と攻めを両立させることができるのは強力。
次のターンの動きが怪しい時は《ダークオーダー》等でドローをする選択肢も含めて考えたい。
ただしドローには自傷がつきものなため《眷属の飼育》を《血族の養育》にしてプレイし自傷を回避するのも良い。
進化可能ターンになると《紅き血の女王・ヴァンピィ》や《ディアボロス・ヘドネ》が効果を発揮できるようになる。
特に《紅き血の女王・ヴァンピィ》は強力で、単体でも最低7点が見込めるうえ2枚目以降の《眷属への贈り物》が0コスト2~3点のカードへと変貌する。
(《鮮血の花園》が強力なのは序盤で《眷属への贈り物》を温存することができるというのもある。)
他にも《バットノイズ》が1コスト4点になったりと、打点効率がとんでもないことになる。
ただし《極光の天使》が出てくるとかなり火力が落ちてしまうため、採用されていそうなデッキには前のターンから《愛絶の姦淫・ヴァーナレク》等を使うなどして体力を詰めておきたい。
《愛絶の飛翔》は攻撃後の《フォレストバット》を一掃して再度新しい《フォレストバット》を出すことができるためかなり相性が良い。
引けると一気に動きが良くなる《鮮血の花園》《ダークオーダー》《眷属の飼育》はキープ。
ネメシスやヴァンパイア等、アグロ寄りなクラスには《悪魔の笛吹き》をキープしてダメージ負けしないようにする。
《バイオレントスクリーム》や《蹂躙のデーモン》等1コスト1ドローや、ドローこそないものの0コスト1自傷が可能な《眷属への贈り物》もキープ候補。
●自傷回数が6回の状態でターンを終了し《鮮血の花園》でダメージを追って狂乱状態に入ると《煉獄のダークナイト》が直接召喚されない。
⇒ターン終了時点では狂乱状態ではなく、条件が満たされていないことが原因と思われる。
●自傷回数が合計7回、そのターン中3回の状態でターンを終了し《鮮血の花園》でダメージを負った場合は《煉獄のダークナイト》《フラウロス》の順番で直接召喚される。
●自傷回数が6回で《夜天の吸血鬼》が場にいる状態で《眷属への贈り物》をプレイすると、場に出た《フォレストバット》には必殺とドレインが付与される。
⇒1ターン目の《鮮血の花園》と合わせて使うとよく起こる。
●《血族の養育》をプレイすると《次元の超克者・ユアン》のダメージを防ぐことができるため「進化共鳴ネメシス」対面では意識したい。
●《紅き血の女王・ヴァンピィ》や《夜天の吸血鬼》の効果は相手のターンでも発動するため、ミラーでは注意したい。
⇒一応、相手が狂乱に入っていない状態であれば《夜天の吸血鬼》の効果を逆手にとりダメージを与えることもできる。
●狂乱に入ったターン、あえて《悪魔の笛吹き》でフォロワーを攻撃せず《煉獄のダークナイト》の裏に隠すことで、次のターンリーダーへの攻撃をするチャンスを作ることができる。
⇒ただし裏目も相応なので相手がOTK系統でなければやらない方が良いと思われる。
《禍々しき侵食》:1コスト1自傷1ドローとしての採用候補。《蹂躙のデーモン》はアクセラレートのため使うことができないタイミングもあり差別化は可能。
《鮮血の首飾り》:ドローにラグがあるものの、回復が可能。ミラーや「ハンドレスヴァンパイア」対面を前提とすれば採用候補か。
《虚飾の炎熱》:1コスト3点除去をしながら自傷できる。《勇気の少年・カシム》に困るなら採用か。
《デモンビーター》:2コスト2回自傷だが、ラストワードで回復できるため実質チャラ。本体効果も中々厄介な壁として使うことができる。ただし盤面を使い過ぎてしまう難点も。
《ハウリングデーモン》:中盤でライフ差をつけることができるカード、ただし重いカードということもあってか最近は滅多に採用されない。
【OOT~STR】
《闇喰らいの蝙蝠(変更後)》:コストが増加。あまりないが《夜天の吸血鬼》から手札に加える場合は気を付けたい。
【DOC~RGW】
《夜天の吸血鬼(変更後)》:《フォレストバット》に付与されるものが疾走ではなく突進になる。
【OOS~CDB】
《愛絶の姦淫・ヴァーナレク(変更前)》:コストとスタッツが増加。
【AOA~RSL】
《虚飾の炎熱(変更後)》:コストが増加。