《出航の咎人・バルバロス》を《劇的な撤退》で出しなおすことで、PPを回復しながら《戦慄の海賊旗》を集めてOTKを狙うデッキ。
《大海の征服者・ロジャー》の効果がかかった状態で《潮流の砲手》2体と《戦慄の海賊旗》4枚で22点を出すことができる。
基本的に6ターンキルになるデッキで、それまでは《極光の天使》等のメタカードでターンをやり過ごす。
キルターンが遅い反面、枠の自由度や安定感は高く、対面によっては中々厄介なデッキタイプなのは間違いない。
また《値引き交渉》や《劇的な撤退》の存在もあって、PP以上に様々な動きをすることができる。
この状況を目指す(22点)
●《部隊の投入》をはじめとするサーチや《海原の斥候》によるドロー効果のおかげで安定感が高い。
⇒OTKに必要なパーツで素引きしなければならないのは《劇的な撤退》のみ。更に《劇的な撤退》は使い道が多いため初手からキープすることができる。
●基本のOTKには疾走が絡まない分割打点のため《極光の天使》や《虚数物体》の影響を受けず貫通力が高い。
●デッキの自由枠がそこそこあるため《極光の天使》や《グランスエンジェル》等メタを採用しやすい
⇒10枠程度余っているため、環境に合わせたメタや潤滑油を採用できる。
●回復手段や除去が豊富で、アグロデッキに対してそこそこ耐性がある。
⇒特に《極意たる空絶》は1コストとは思えないスペックを誇る。
●キルターンが遅いため「超越ウィッチ」や「絶望ロイヤル」等のいわゆる蓋デッキに弱い傾向がある。
⇒どちらもかなり厳しいが特に「超越ウィッチ」は《封魔の術師》が採用されているため絶望的。
⇒キーカードがピン採用のため《蘇る絶望》のハンデス能力にも泣かされやすい。
●「秘術ウィッチ」の《全天の掌握》が厳しく、打たれるとリーサルが遠のく。
⇒一応《コンパッションドミニオン》から《アフェクションドミニオン》を作れば対処できるが、そもそも序盤の展開も中々厳しいため全体的に不利。
まずはロイヤル・フォロワーをサーチするカードを使いデッキからフォロワーを抜きつつ、回収した《海原の斥候》を出すなどして財宝カードを手札に加えていく。
これは後々《劇的な撤退》でデッキに戻した《出航の咎人・バルバロス》を確実にサーチするためという意味もある。
デッキには兵士が5体、指揮官が2体と指揮官の枚数が圧倒的に少ないことから《優雅なもてなし》を優先して打ちたい。
余裕があるときは《値引き交渉》で財宝カードを回収したり、《海原の斥候》と合わせて財宝カードを使うことでドローを行いたい。
必要であれば《グランスエンジェル》で直接召喚を止めたり《気鋭の猛襲》で除去しながら動いていく。
序盤におけるおおまかな行動の優先度は相手の妨害>《値引き交渉》>サーチ>《海原の斥候》のドローという認識で進めていく。
なお《鮮やかな奪取》に関しては他に使えるカードが無かったり、残り1ppで《海原の斥候》しか無い時はチョイスで消費して良い。
財宝カードは《大海の征服者・ロジャー》から2枚《海原の斥候》から3枚回収できるため、残り2枚を回収すれば財宝7枚という条件は達成することができ《鮮やかな奪取》のエンハンスに頼る必要があまり無いことが理由。
なおこのデッキは《出航の咎人・バルバロス》や《大海の征服者・ロジャー》といったキーカードが1枚しか入っていないため、他デッキよりもドローを燃やさないようにしたい。
進化可能ターンになったら《大海の征服者・ロジャー》を進化させてリーダー能力を付与する。
残った2,3ppは《海原の斥候》と財宝カードでドローを進めるのが基本的な使い道。
場合によっては《大海の征服者・ロジャー》に《劇的な撤退》を打ってドローを見ながらデッキに2pp回復を仕込む動きもある。
《劇的な撤退》を2枚以上持っていてかつ財宝7枚達成が狙えなさそうな場合や、無理やりでも回復が欲しい場面では取りたい選択肢。
相手が「ホズミエルフ」や「テイカーネクロマンサー」の時は《極光の天使》を出して負けないようにしたいが、「テイカーネクロマンサー」相手には5ターン目で《極光の天使》を2体同時に出す方がこちらのリーサルターンまで耐えることもあるため出すタイミングは一考の余地あり。
財宝カードを7枚回収、融合した後は《出航の咎人・バルバロス》の3pp回復が使えるようになる。
《劇的な撤退》と1コストサーチを組み合わせることで《戦慄の海賊旗》2枚を実質0コストで集めることができる。
ここで各パーツのいずれかが《値引き交渉》の効果を受けていたり《陽だまりの邂逅》の条件を満たしていたりすると、0コストどころか1pp回復することができる。
その場合、本来7pp必要な以下の動きを6ターン目に行い22点を出す動きができる。
(財宝7枚融合orプレイ済かつ《大海の征服者・ロジャー》のリーダー効果付与済)
1.《出航の咎人・バルバロス》をプレイする。
2.《劇的な撤退》で《出航の咎人・バルバロス》をデッキに戻す。
3.戻した《出航の咎人・バルバロス》をサーチする。
4.《潮流の砲手》を2枚プレイする。
5.《出航の咎人・バルバロス》をプレイし3pp回復。
6.《戦慄の海賊旗》を4枚プレイ(22点)
《潮流の砲手》が1枚しかない場合でも《劇的な撤退》を2枚持っていれば、上記の手順1~3を繰り返すことで《戦慄の海賊旗》が4枚集まるため、18点までは確保することができる。
《海原の斥候》が残っていれば《戦慄の海賊旗》が5枚になるため22点になる。
現状の手札ではリーサルが無い時は《潮流の砲手》ではなく《海原の斥候》を出すことで《戦慄の海賊旗》を使いながら《劇的な撤退》を引きに行くこともある。
ただそうした場合《戦慄の海賊旗》が5枚必要になることが多いため《劇的な撤退》を2枚引く必要がある。《出航の咎人・バルバロス》を出しっぱなしにした状態でターンを返してしまうと勝ち筋がかなり薄くなってしまうので加減は大事。
また《劇的な撤退》が無い時は《出航の咎人・バルバロス》のエンハンスによるリーサルも狙いたい。
《出航の咎人・バルバロス》と《潮流の砲手》1枚から7ppで17点は出すことができる。
また《劇的な撤退》で0コストにした《大海の征服者・ロジャー》や《潮流の砲手》が手札にある場合は、以下の手順を踏むことで19点まで出すことができる。
(財宝7枚融合orプレイ済かつ《大海の征服者・ロジャー》のリーダー効果付与済)
1.《潮流の砲手》を2枚プレイする。
2.(ある場合は)0コストの《大海の征服者・ロジャー》をプレイする。
(《劇的な撤退》をどちらに使った場合でもここで残り4ppになる)
3.《出航の咎人・バルバロス》をプレイする。
4.《戦慄の海賊旗》を3枚プレイする(17点)
5.任意の財宝カードを1枚プレイ(計19点)
序盤から中盤まで使いやすい《海原の斥候》とそれを高確率でサーチできる《部隊の投入》は最優先でキープ。
《値引き交渉》もヴァンパイア対面の後攻でなければ基本的にキープして良い。
ヴァンパイアに対する《グランスエンジェル》や、エルフ、ネクロマンサーに対する《極光の天使》など有効なメタカードも1枚まではキープしたい。
ネメシスに対しては《勇気の少年・カシム》への対処として《極意たる空絶》をキープしたい。
《部隊の投入》以外の1コストサーチに関しては、もともと枚数が多く引きやすいため、他とのセットキープを推奨。
●《鮮やかな奪取》のチョイスは基本的に《黄金の杯》か《黄金の首飾り》を選ぶ。
⇒《黄金の杯》はアグロ要素のあるデッキに対して有効なうえ、他対面でもちょっとしたダメージを回復するのに使える。
⇒《黄金の首飾り》は《海原の斥候》に《黄金の靴》と一緒に使うことで、体力2のフォロワーを倒すことができるようになる。
⇒《黄金の小剣》も場合によって有効だが、打つ対象がいない可能性もあることを考えると《黄金の首飾り》の方が無難。
●《大海の征服者・ロジャー》から出てくる《キャノンクルー》は消滅すると財宝カードを手札に加えることができないため《気鋭の猛襲》で自発的に破壊することも選択肢。
⇒「テイカーネクロマンサー」に対しては《スケルトンレイダー》の効果に巻き込まれないようにする意味もある。
●《コンパッションドミニオン》を進化し《劇的な撤退》を使うことで、相手のフォロワーにデバフをかけながら盤面ロックを狙うことができる。
⇒「超越ウィッチ」に対して狙える時がある。
●《蘇る絶望》を採用しているデッキに対しては《蘇る絶望》を使われる前に《出航の咎人・バルバロス》に《劇的な撤退》を打ち、ハンデスを回避したい。
●《値引き交渉》から《陽だまりの邂逅》を引くと、0コストカードから1pp回復という中々面白い動きができる。
⇒不思議なリーサルが起こることもある。
エンハンスバルバロスと0コスト邂逅を使うことでリーサルになるシーン
《簒奪の蛇剣》:除去と財宝回収を同時に行うことができる。腐る場面もあるが、役割を持ちやすい対面には有効な場面が多い。
《招来の大天使》:体力上限を上げることができる。「超越ウィッチ」に対する悪あがきや「ホズミエルフ」のリーサルずらしに使える。
《輪廻の女神》:《極光の天使》が足りないと感じた場合は採用。
【EOP~AOA】
《グランスエンジェル(変更前)》:コストとスタッツが上昇。しかしデッキから抜けることはなさそう。
【ORS】
《コンパッションドミニオン(変更前)》:コストが上昇。
【ORS~RSL】
《気鋭の一蹴(変更後)》:融合変身の条件が難化、このデッキではほぼ達成不可能。